ナナニジライブ#4 感想
唐突にブログを書き始めてみました。忘れないように。
先日行われた22/7、ナナニジライブ定期公演#4の感想です。
22/7を知らない方はまずはオフィシャルホームページだけでも覗いていってみてください。
かわいいキャラのアイコンが迎えてくれます。
https://www.nanabunnonijyuuni.com/
2年前のオーディションで結成されたアイドル声優グループで、アニメ化がすでに決まっていますがそれがいつになるのかはわかりません。
キャラクターは決まっていて、彼女たちのキャラクターのTwitterも開設されています。
アニメが放送される見込みは立っていませんが、普段のTwitterのキャラクター同士のやりとりは日常感に溢れ、キャラ同士の関係性が見えて面白いです。
アニメ雑誌で連載されている日常ネタをTwitter上でやっている感じ。
気になった方は是非フォローしていただけると嬉しいです。
演じるリアルのメンバーの方も魅力的な面々が揃っています。
書き方は悪いですが、社会というか学校生活に馴染めなかった子が割と多く、アニメ等のコンテンツに救われてきたことからオタクが多いです。
というか全員何かしらの二次元オタクです。
その分オタク側の気持ちもわかってくれてる感じがして(僕が勝手に思っているだけの可能性が大)少し内弁慶なところはありますがファンに対する姿勢はすごく優しいです。
メンバー11人全員が、ここが私達の場所、と思っている節があり、こちらもTwitterやShowroomでの配信を見ると今は皆楽しそうです。
見てるだけでも幸せになります。よかったらリアルメンバーの方もTwitter等フォローをお願いしたい。
前置きが長くなりましたが、ライブの感想へ。
ソロステージ以外の方は今回は語りません。まだ曲数がシングル3枚計13曲と少なく、しばらくは新曲も発売されていませんので語り尽くされています。
新規の方も今なら入りやすいですよー!
勢いに任せるだけでは歌えない難曲が多い。
それでも世界観を構成しつつライブでの盛り上がりもしっかりとこなしてくるのは日々のレッスンの賜物でしょう。
1ヶ月見ないだけでも驚くほど洗練したり、より気持ちが乗ったりすることもあり、今が一番伸びている時期だと思います。是非一度遊びに来ていただきたい。
現在、定期公演を毎月行っています。
12ヶ月。
メンバーは11人。
初月を除き、各月一人、ソロステージを自分で考えて披露するコーナーがあります。
僕は先月の#3が初参戦でした。
定期公演のソロというものが彼女たちにとってどんな意味を持つのか。
どんなノリでやるものなのか。
わかっていないままの参加でした。
ので、初めて見た時は衝撃を受けました。
前にも書きましたが、挫折や後悔を背負う人達が多いグループです。
先月見た白沢かなえさん。
そして今月見た天城サリーさん。
二人とも、そんな背負うものはあるけれども強く生きていこうとする一人の少女の物語でした。
ネイティブの英語を話し、パワフルな歌唱とダンスに突飛な発想のトークに企画力。
画面を通して見る彼女はとても明るい。
それでも時折暗い色の花を咲かせることがありました。
やや情緒が不安定な面が見えることも。
学生時代に何か辛い想い出があることはわかっていましたがそれ以上の事は知らない。
今回のステージはその告白でした。
子供って意外に残酷なものですよね。
特に自分と違うものに対して。
米国の地で日本人の遺伝子を受け継いだ姿で生きていく苦悩。
時にその棘は片言の英語力しかなく、その地に暮らすものとは別の文化を持つ母親に向かいます。
「恥ずかしい」と突き刺してしまった過去。
しかし、それでも両親は彼女を愛し続けてくれました。
(今回の定期公演にも米国から見に来てくれたそうです。今となっては昔の話で、お母様との仲の良いエピソードもたくさん聞くことができます。)
天城さんのトークの特徴として、エピソードトークがすごく面白い、というのが僕が感じていることです。
あの時あんなことがあった。
こんな面白いことがあった。
そう語る時の彼女は詳細でウィットで軽妙で。
きっと過去の出来事を大切にする人なんだろう、と。
人間は楽しいことよりも辛いことの記憶をより詳細に覚えているものだと僕は思います。
言葉にしないだけで、辛いこともまた彼女の記憶の奥底に鮮明に残っているのではないでしょうか。
一時は日本のことを嫌いになったこともあったでしょう。
が、そんな彼女の心を救ってくれたのもまた日本のアニメでした。
今回のソロステージの選曲は4曲。
・秒針を噛む/ずっと真夜中でいいのに。
・PrayTommy heavenly6
・ロキ/鏡音リン・みきとP
どれもアニメーションに縁のある楽曲たち。
それに今所属する22/7グループの楽曲の振りを一部交えつつ、オリジナルのダンスを添えて披露した。
棘のある曲。
花が咲くような愛らしい曲。
切ない祈りの曲。
全てを振り切るように駆け抜ける曲。
歌声や表情を曲に合わせて変え、今彼女が持つ声優としての最大限の技量を持って挑んだ4曲。
色んなことがあったけど、今私はたくさんの支えがあってここにこうして立っています、という心の声が聞こえてくるようなステージ。
本当の私ってこんなんなんですけど、それでも私の事を好きでいてくれますか?と胸につかえているものを吐き出すように語ってくれました。
周りのメンバーも暖かく、涙で見守っていてくれました。
彼女が弱さを言葉に出来たのも、本心から零した言葉に出来たのも、この10人がいたから、という想いが見える素敵なステージ。
「好き」のパワーを改めて思い知らされたステージ。
先月の白沢かなえさんのステージもこれ以上語るとどうにもならないで書きませんが、こちらも負けず劣らず魂のこもったステージでした。
定期公演ソロステージの意味を測りかねていた僕も彼女のステージを見て心は決まります。
何があっても最後まで。少しでも力になれるように花を添えたい。
つい勢いでフラスタまで出しましたよね。
これから彼女達の歩んでいく道が幸せでありますように。
刺さるはずのファンが絶対にまだまだたくさんいるはずなので、少しでも多くの人が彼女たちを見つけてくれますように。
祈りをこめます。
読んでいただいてありがとうございました。